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October 14, 2010

by トゥモローランド 自由が丘店(メンズ) 佐藤 貴之
マルモラーダの靴のお話 - 店主のコラム

10月は秋を一番楽しめる月。
日を追うごとに、葉の色合いが変わっていきます。

日本には季節の移りかわりがあり、その時々で装いも楽しみたいものです。
今回は、そのような雰囲気を盛り立ててくれるマルモラーダの靴をご紹介しましょう。

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ヨーロッパの靴は、アウトドアやクライミングブーツでもお洒落なものが多く存在します。
軽いトレッキングや山歩きを楽しんだあと、そのまま街に出てカフェでお茶したり。
そんな生活様式が道具を美しくするからでしょうか。

機能もさることながら、ほんの少しの洗練。
イタリアの靴特有の美しさとアルプスの厳格な気候から生まれた丈夫さ。
私たちが惹かれる理由はそこにあります。

つくり手はフラテッリ・ジャコメッティという北イタリアの靴の工房。
もともと、ドレスシューズを生業としているところです。
彼らがクライミングブーツなどをつくる時には、マルモラーダという名前をつけています。
ロゴにも何か、ささやかな絵心があります。

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マルモラーダは、このベネト地方にあるアルプスの山の名前にちなんでいます。
マルモラーダの山は3000メートル級の美しい山。
この麓、ドロミテという街でマルモラーダの靴はつくられています。
スキーヤーがこの山について記したものによれば、雲や雪が連なる海の様に例えられるとのこと。
私はこの山に行ったことはありませんが、以前に列車でアルプスの麓を通った時には、
白い雲の塊と白い雪山が限りなく近づいた世界。
そんな印象を記憶しています。

さて、今回買い付けたのはクライミングブーツと、ロングブーツの2型。
サイズは、40から43まで1インチ刻みで揃えています。

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クライミングブーツ/¥115,500

クライミングブーツに関しては茶とグレーの2色。
茶はスモーキーな茶色で、グレーは炭黒のような色です。
素材は特殊な通称「カビ加工」のムッファという革で、このブランドの真骨頂ともいえるものです。
もちろん、本当のカビではありませんのでご安心を。

まずはブーツをドラムの中に入れて回し、コバやつま先に「あたり」を出します。
そこから、ジャコメッティ自身が信頼している薬品会社にそのムッファの工程を依頼。
粉をふいたような感じで、触ってみるとしっとりしたぬめり感が生まれます。
この作業はこの薬品会社の企業秘密で、マルモラーダを製作しているジャコメッテイでさえもその内容はわからないとのこと。
そんな神秘的なつくり方をしています。

足を入れた時に感じるのは、コバの張りを抑えているのですっきりとした形。
少し絞って履いてもかっこいいかもしれません。

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ロングブーツ/¥107,100

ロングブーツについて。
色は、茶の1色。
イルチアという肌触りのなめらかな革。
艶と弾力性に富んでいます。
先ほど紹介したムッファとは全く違うところがこのブランドの懐の深いところです。

カットが高く、筒が細い。
足首をキレイに見せてくれるシルエットです。
履いた感触も、高いところまで柔らかな革が足を包んでくれます。
紐の通し方が独特。
コンバットブーツと同じレースの通し方で、
紐を引っ張ると、いっぺんにしめることができます。
長いブーツですので、そういう工夫があります。
そして、ここからいろんなスタイリングが思い浮かびます。

マリア ラ ローザのカバンや雪柄のニットと合わせたり。
はたまた、ファリエロ・サルティのストールとアンリークイールの編み込みバッグ。
とにかくこの2つは合います。

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マリア ラ ローザのバッグ/¥49,350
ドリーミング・オブ・ザ・シャイニング・スターズのニット/¥19,950

アンリークイールのバッグ/¥242,550
ファリエロ・サルティのストール/¥31,500
ソリのペッカリーグローブ/¥49,350

きっとこの靴は、これからの季節を楽しませてくれるでしょう。
ちなみに次のシーズンのものも先日オーダーしました。
きっといい感じに仕上がると思います。

皆さんのお問い合わせや、ご来店、お待ちしております。

店主 佐藤 貴之